ポタペンコ(読み)ぽたぺんこ(その他表記)Игнатий Николаевич Потапенко/Ignatiy Nikolaevich Potapenko

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポタペンコ」の意味・わかりやすい解説

ポタペンコ
ぽたぺんこ
Игнатий Николаевич Потапенко/Ignatiy Nikolaevich Potapenko
(1856―1929)

ロシア小説家。1890年代に活躍した自然主義作家自由主義人道主義立場から「小さな事柄」の重視を説く。中編『実務に就いて』(1890)、長編ヒーローにあらず』(1891)など。多作ユーモア特色日本では1904年(明治37)二葉亭四迷(しめい)訳の『四人共産団』で知られる。

[佐々木彰]

『『四人共産団』(『二葉亭四迷全集2』所収・1964・岩波書店)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポタペンコ」の意味・わかりやすい解説

ポタペンコ
Potapenko, Ignatii Nikolaevich

[生]1856
[没]1929.5.17. レニングラード
ロシアの作家。主著『6人』 Shestero (1891) ,『将軍の娘』 General'skayaya doch' (91) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android