最新 地学事典 「ポーリング則」の解説
ポーリングそく
ポーリング則
Pauling’s empirical rule
イオン性結晶の構造に関しL.C.Paulingが見いだした経験則で,一般にかなりよい近似で成立する。第一に,陽イオンは陰イオンのつくる配位多面体中にあり,陽イオン・陰イオン間距離はそれぞれのイオン半径の和で与えられる。第二に,陽イオンの配位数は陰イオンの半径と陽イオンの半径の比により決まる。第三に,各陽イオンについて電荷を配位数で割った値を考え,1個の陰イオンの周囲の陽イオンに関しその値を合計すると,陰イオンの電荷をちょうど打ち消す値となる。
執筆者:丸茂 文幸
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

