20世紀西洋人名事典 「ポールデルーレート」の解説
ポール デルーレート
Paul D’eroulède
1846 - 1914
フランスの右翼政治家,詩人,劇作家。
パリ生まれ。
普仏戦争、パリ・コミューンに参加ののち、けがで軍人を退役。この間に、詩集「兵士の歌」(1872年)で詩人として認められる。愛国者同盟を率いて国民投票に基づく専制体制を夢み、ブーランジェ将軍を支持して愛国運動を展開する。第3共和国に対する陰謀を企て、1900年に国外に追放される。大赦で’05年帰国。反独思想を擁護した。他の代表作に、「行進とラッパ」(1881年)、「武装解除」(1891年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報