現代外国人名録2016 「ポールロジャース」の解説
ポール ロジャース
Paul Rodgers
- 職業・肩書
- ロック歌手
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1949年12月17日
- 出生地
- ヨークシャー州シドルブロウ
- グループ名
- グループ名=バッド・カンパニー〈Bad Company〉, クイーン〈Queen〉, 旧グループ名=フリー〈Free〉
- 経歴
- 幼い頃からブリティッシュ・ブルースを愛し、アレクシス・コーナーに憧れを抱いた。1967年ミッキー・ムーディ、ブルース・トーマスなどと共に自己のバンド、ロードランナースを結成。後にロンドンに進出し、ワイルド・フラワーズと改名するが脱退し、ブルース・バンドのブラウン・シュガーに参加。’68年ドラムスのサイモン・カーク、ギターのポール・コゾフ、ベースのアンディ・フレーザーらとともにロックバンドのフリーを結成。’70年シングル「オール・ライト・ナウ」が大ヒット。ブルースをベースとしたラフなハードロックで人気を得る。後期にはベースを日本人の山内テツが担当した。’73年にはカーク、ギターのミック・ラルフス、ベースのボズ・バレルらとともにバッド・カンパニーを結成。’74年に発表されたデビューアルバム「バッド・カンパニー」は先行シングルの「キャント・ゲット・イナフ」の大ヒットもあって全米1位、全英3位を獲得、日本を含む全世界で1200万枚の売上げを記録。骨太のロックサウンドと圧倒的なライブパフォーマンスで一世を風靡し、ハードロックのスタイルを確立させた。’75年セカンドアルバム「ストレート・シューター」、’76年サードアルバム「ラン・ウィズ・ザ・パック」をリリースし、その人気を不動のものとする。’75年たった1日の来日コンサートを行う。しかし、’80年代に入るとメンバー間の確執が表面化、’82年にグループを脱退、バッド・カンパニーも活動休止となる。’83年初のソロアルバム「Cut Loose」を発表。’84年レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジとザ・ファームを結成、クリス・スレイドなどが参加して大きな注目を浴び、’85年「The Firm」「Mean Business」を発表するが解散。その後バッド・フレイザーに再加入。’93年ソロとして発売したアルバム「マディ・ウォーター・ブルーズ」がヒットし、18年ぶりの来日公演も行う。2005年フレディ・マーキュリーに代わるボーカルとして19年ぶりのクイーン再結成に参加、世界ツアーを成功させ、20年ぶりの日本公演も行う。新生クイーンのアルバムに「ザ・コスモス・ロックス」がある。この間、1999年オリジナルメンバーでバッド・カンパニーを再結成。2006年バレルが死去し、2008年残りの3人で一夜限りの復活ライブを開催すると大反響を呼び、2009年英国、北米でツアーを敢行。2010年には35年ぶり2度目の日本ツアーを開催。親日家で元妻は日本人、日本のテレビドラマ「夜明けの刑事」のテーマ曲を担当したこともある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報