20世紀西洋人名事典 の解説
ポール・E. エルヴィーユ
Paul Ernest Hervieu
1857 - 1915
フランスの劇作家,小説家。
ヌイイ・シュル・セーヌ生まれ。
弁護士、外交官を経験したのち、24才から文筆活動をはじめる。最初小説を書くが、後に戯曲へと転じる。問題的傾向が強い初期の劇作に「言葉は残る」(1893年)、「やっとこ」(’96年)等があり、代表作「炬火おくり」(1901年)、「迷路」(’03年)、「運命は主人」(’19年)とペシミスムに深い憐憫と道徳的教訓を描いた諸作を発表。小説の方では「自画像」(1893年)、「見知らぬ人」(’87年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報