マイクロ波散乱計(読み)マイクロはさんらんけい(その他表記)microwave scatterometer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイクロ波散乱計」の意味・わかりやすい解説

マイクロ波散乱計
マイクロはさんらんけい
microwave scatterometer

人工衛星に搭載し,電波エネルギーのパルス発振,物体表面での後方散乱信号を受信して,表面の状態を調べる機器。海洋リモートセンシングでは,海面凹凸を測定することから,この凹凸を引き起こす海上風の推定に使用される。人工衛星の4本の固定アンテナからは,4方向にパルス状のマイクロ波が発振する。海面上の凹凸は風向風速に依存するので,2方向から後方散乱強度を調べることで,風向・風速を決める。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android