20世紀西洋人名事典 「マイルストーンルイス」の解説
マイルストーン ルイス
Milestone Lewis
1895.9.30 - 1980.9.25
米国の映画監督。
ロシア生まれ。
1913年渡米。第一次大戦の映画班の助監督として従軍。ハリウッドに入り、編集、脚本を経て、’25年監督となる。「美人国二人行脚」(’28年)で第一回アカデミー賞喜劇監督賞を受賞。さらに愛国心に燃えて志願した青年たちの幻滅と死を厳しく描いた「西部戦線異状なし」(’30年)でも監督賞を受賞。凄惨な塹壕戦のスペクタクル、巧みな音声処理は映画史上に残る傑作とされる。他に「犯罪都市」(’31年)、「雨」(’32年)、「廿日鼠と人間」(’40年)、「凱旋門」(’48年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報