デジタル大辞泉 「幻滅」の意味・読み・例文・類語 げん‐めつ【幻滅】 [名](スル)期待やあこがれで空想し美化していたことが現実とは異なることを知り、がっかりすること。「幻滅を感じる」「都会生活に幻滅する」[類語]がっかり・失望・落胆・絶望・失意・がっくり・げっそり・脱力・虚脱・失墜感・気落ち・気抜け・拍子抜け・力抜け・腑抜け・力落とし・意気阻喪・しょんぼり・ぽつねんと・悄然・意気消沈・しおしお・すごすご・しょぼしょぼ・しょぼくれる・しょぼたれる・しょぼんと・しゅん 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「幻滅」の意味・読み・例文・類語 げん‐めつ【幻滅】 〘 名詞 〙 幻想から覚めて現実にかえってがっかりすること。美化され理想視されていた事柄が幻にすぎなかったことを知らされること。[初出の実例]「幻滅の世に彷徨する者を導きて、真正の幻影界に優遊せしむる芸術は、いかなる物なるべきか」(出典:幻滅時代の芸術(1906)〈長谷川天渓〉)「或一群の芸術家は幻滅の世界に住してゐる」(出典:侏儒の言葉(1923‐27)〈芥川龍之介〉幻滅した芸術家)幻滅の補助注記中国唐代の仏典(「続高僧伝‐二七・唐偽鄭沙門釈智命伝」に「幻生還幻滅」とある)に見えるが、幻のように消え去るといったほどの意味であり、現代日本語の意味とは必ずしも重ならない。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「幻滅」の読み・字形・画数・意味 【幻滅】げんめつ まぼろしと消える。唐・〔臨刑〕詩 幻生し(ま)た幻滅す 大幻身にぐる(な)し 心を安んずるは自(おのづか)ら處り 人に求むるも人る無し字通「幻」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報