デジタル大辞泉 「マカテア島」の意味・読み・例文・類語 マカテア‐とう〔‐タウ〕【マカテア島】 《Makatea》南太平洋、フランス領ポリネシア、トゥアモトゥ諸島に属する島。タヒチ島の北東約230キロメートルに位置する。20世紀初頭にリン鉱山が発見され、日本にも燐りん鉱石が輸出された。1960年代に閉山。マカテアヒメアオバト、タヒチコブバトなどの固有の鳥類が生息。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「マカテア島」の意味・わかりやすい解説 マカテア[島]Île Makatea 南太平洋のフランス領ポリネシア,トゥアモトゥ諸島中の隆起サンゴ礁の島。長さ8km,幅3km,面積21km2,人口約70。平均標高70mで,盆のように中央部がくぼんでおり,地表は凹凸のはげしい浸食面をなし,薄い粘土質土壌には水が欠乏している。耐乾性植物が支配的であるが,若干の食用植物も栽培されている。ナウル,オーシャン島と並ぶリン鉱石の産地であったが,取り尽くされて1966年に採掘が中止された。執筆者:石川 栄吉+矢野 将 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報