20世紀西洋人名事典 「マックスエルローチ」の解説
マックスエル ローチ
Maxwell Roach
1924.1.10.(1925.説もあり) -
米国のモダン・ジャズ・ドラム奏者。
ノース・カロライナ州ニョーランド生まれ。
愛称マックス〈Max〉。
黒人。4歳の時からブルックリンで育つ。10代でプロのドラム奏者となり、チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピーらとの共演で広く知られた。1954年トランペット奏者クリフォード・ブラウンらと五重奏団を結成。モダン・ジャズ・ドラムのビ・バップ・スタイルを確立した黒人公民権運動の闘士で、マサチューセッツ大学などいくつかの大学で黒人芸術の講義も受け持つ。主な作品は、「ウィ・インシスト」(’60年)。妻はジャズ奏者のアビー・リンカーン。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報