ブルックリン(読み)ぶるっくりん(英語表記)Brooklyn

翻訳|Brooklyn

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブルックリン」の意味・わかりやすい解説

ブルックリン
ぶるっくりん
Brooklyn

アメリカ合衆国ニューヨーク市南部の区。面積182平方キロメートル、人口246万5326(2000)は5区中最大である。イーストリバーを隔ててマンハッタン区と結ばれ、スターテン島との間にはベラザーノ・ナローズ橋が架かる。主として住宅地の性格をもつが、工業商業発達もみられる。黒人人口が36%を占め、人種的にも多様であり、人種問題のトラブルが後を絶たない。区内には、ブルックリン大学、ニューヨーク工芸大学があり、ブルックリン植物園、ブルックリン美術館、合衆国有数の行楽地であるコニー・アイランドの所在地でもある。1636年に入植が始まり、1834年市制を敷いたが、98年ニューヨーク市に併合された。

[作野和世]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブルックリン」の意味・わかりやすい解説

ブルックリン
Brooklyn

アメリカ合衆国,ニューヨーク市の5区 (バラ) の一つ。キングズ郡をなす。ロングアイランド島南西部に位置する。 1636年オランダからの移住農民が定着し,1834年市制。 98年ニューヨーク市を構成する区となった。マンハッタンとは橋と地下鉄で結ばれる。住宅と教会,学校の多い地区であるが,ロングアイランド鉄道の西側のターミナルがあって,輸出入貨物の取扱量が多く,各種の工場もある。プラット理工系大学をはじめ多くの学校,博物館,水族館,植物園などがある。大西洋岸のコニーアイランドは行楽地として知られ,プロスペクト公園はアメリカ独立戦争時のロングアイランドの戦いが行われた場所。5区のなかで最も人口が多い。人口 230万 644 (1990) 。

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