20世紀西洋人名事典 「マックスボルン」の解説
マックス ボルン
Max Born
1882.12.11 - 1970.1.5
英国の理論物理学者。
元・エジンバラ大学教授。
ドイツ出身。
1915年ベルリン大学教授となり、以後’19年フランクフルト、’21年ゲッティンゲンの各大学の教授を務める。’33年ナチスに追われて、イギリスに渡り、’39年イギリスに帰化。ケンブリッジ大学教授を経て、’36〜53年エジンバラ大学教授を務める。この間、K.フックス、H.S.グリーンと共同で、相反性原理、凝縮系の統計力学、結晶格子とX線の散乱など多岐にわたる研究を行う。’53年ドイツに帰国し、翌’54年には量子力学についての研究でノーベル物理学賞を受賞。彼の門下にはハイゼンベルクら多数の物理学者が育つ。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報