マラヤ鉄道(読み)マラヤてつどう(その他表記)Malayan Railway

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マラヤ鉄道」の意味・わかりやすい解説

マラヤ鉄道
マラヤてつどう
Malayan Railway

マレーシア国有鉄道。 1885年にイギリス保護領であったペラのタイピンとポートウェルドとの間に敷設されたのが最初で,以後スズとゴムの産出が増加するとともに,その輸送機関として急速に発展。ジョホールバルーからクアラルンプールイポーアロールスターを経てタイのバンコクに通じる西岸線は 1918年完成。 23年ジョホール海峡を横断する長堤によりシンガポールとも結ばれた。ヌグリスンビラン州グマスから分岐し,パハン州ケランタン州を経てタイに通じる東岸線は 31年完成。パシルマス-コタバルー支線などを合せ,全長 2150km (1977) 。 73年にはディーゼル化完了。レールの軌間 (ゲージ) は 1000mm。

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