ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マリア・カロリーナ」の意味・わかりやすい解説
マリア・カロリーナ
Maria Carolina
[没]1814.9.8. ウィーン
ナポリ王フェルディナンド4世 (フェルディナンド1世,両シチリア王国の) の妃。ハプスブルク=ロートリンゲン家の出身でオーストリアのマリア・テレジアとフランツ1世の娘。 1768年フェルディナンド4世と結婚。政治に介入してイギリス人の愛人 J.アクトンを大臣に登用し実権を握った。 1806年ナポリ王国がフランスの支配下に陥るとシチリアに逃れ,フラ・ディアボロを使って反乱計画を立てたが,失敗。のちウィーンに帰って没した。
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