マリアマグダレーナ(その他表記)〈ドイツ〉Maria Magdalene

デジタル大辞泉 「マリアマグダレーナ」の意味・読み・例文・類語

マリア‐マグダレーナ(〈ドイツ〉Maria Magdalene)

ヘッベルによる戯曲。3幕の悲劇。1844年刊行、1846年初演。男に捨てられ、父親の名誉心をおもんぱかって自殺する娘の姿を描く市民悲劇イプセン社会劇先駆とも評される作品邦題は「マリア=マグダレーネ」「マグダラのマリア」ともする。

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世界大百科事典(旧版)内のマリアマグダレーナの言及

【近代劇】より

…彼と同年生れのC.F.ヘッベルは近代特有の運命悲劇の可能性を唱えた。大工親方一家の新旧道徳観の衝突による悲劇を描いた《マリア・マグダレーナ》(1844)は,イプセンの家庭劇に直接つながるものである。他方,日常的な散文台詞や筋立ての巧妙さなど形式面のリアリズムを推進したのは,18世紀末から19世紀前半にかけての娯楽劇作家たちで,ドイツのA.vonコツェブー,フランスのR.C.G.deピクセレクールに続いて〈うまく作られた芝居〉(ピエス・ビアン・フェット。…

※「マリアマグダレーナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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