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磯焼け イソヤケ

7件 の用語解説(磯焼けの意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

いそ‐やけ【×磯焼け】

[名](スル)海の沿岸に生えるコブやカジメなどの海草類が枯れる現象。海水温の上昇や海水の汚染、ウニなどの食害が原因とされる。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

磯焼け

アラモやコンブワカメなどの大型海藻がなくなり、そのまま回復しない状態が続く現象。原因は特定されていないが、長崎近海では、水温上昇により海藻や海藻の芽を食べる南方の魚が増え、海藻の成長と消費のバランスが崩れたのが一因と考えられている。磯焼けが進むとサンゴモが広がる。サンゴモはウニが育つ場となるほか、海藻が根付くのを妨げるとされる。

(2008-10-06 朝日新聞 朝刊 長崎 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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百科事典マイペディアの解説

磯焼け【いそやけ】

磯の水質の激変によって,そこに生えている海藻が生理機能を失った結果枯れてしまい,海底の岩礁が広く露出して焼け野原のようになる現象で,海の砂漠化ともいわれる。水質激変の原因には,内陸部の豪雨による出水で一気に真水が流れ込んで海水の塩分が低下する場合と,逆に旱魃(かんばつ)によって塩分濃度の高い外洋の海水が沿岸に押し寄せる場合などが考えられる。

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海の事典の解説

磯焼け

 磯に生えている海藻が、かなりの範囲で枯死する現象をいう。大出水などのために海水の塩分が急激に低下したとき、あるいは逆に沖合いの高塩分水が急激に 沿岸に侵入してきた場合等に起こる。他に、人為的な土砂の流失や生物学的な理由による磯焼けもある。 (永田)

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世界大百科事典 第2版の解説

いそやけ【磯焼け】

主として外海の沿岸の磯で,よく繁茂していた大型海藻類が枯死消失してしまい,無節・有節の石灰藻類が繁茂して一面に白くなってしまう現象をいう。この原因として大出水などによる海水の塩分の急激な低下,逆に塩分の高い沖合の水の接岸などが挙げられていたが,原因不明の場合も少なくなかった。いずれにしても一度この現象が起きると回復には10年単位の長期を要した。最近の研究によれば,この原因としてウニ,アワビなど藻食性動物の過剰摂餌が示唆されている。

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大辞林 第三版の解説

いそやけ【磯焼け】

磯の藻類が枯れ、石灰藻類が繁茂する状態。海水塩分の低下や海流の変化が原因とされる。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

磯焼け
いそやけ

沿岸の磯の藻類がなんらかの原因で枯れてしまい、岩面が石灰藻類などに覆われ、黄褐色または白色化した状態をいい、磯枯れともよばれる。この原因には、河川水の異常流入による塩分の低下や、海流異変による環境変化、石灰藻類の異常繁殖などが考えられているが、不明な点が多い。一度磯焼けがおこると数年から十数年間もとの状態に戻らないことが多く、コンブ、ワカメ、テングサなどの有用藻類やアワビ、サザエイセエビ、磯魚など磯を生活の場とする魚貝類がとれなくなり、漁業の被害は大きい。[小橋二夫]

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