20世紀西洋人名事典 の解説
マリー エーブナ・エンシェンバッハ
Marie von Ebner Eschenbach
1830 - 1916
オーストリアの作家。
メーレン州(現在はチェコのモラビア地方)生まれ。
地方貴族の家系に生まれ劇作家を志し19歳でエーブナー男爵と結婚した。戯曲から小説に転じ、貴族の教育や結婚の問題を扱い、又、社会的にしいたげられた層にたいしても関心を寄せた。牧歌的な共同体生活を理想とする数多くの農村小説を執筆した。主な著書に「村と城の物語」(1883年)、村の子供(1887年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報