ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルスマン」の意味・わかりやすい解説
マルスマン
Marsman, Hendrik
[没]1940.6.21. イギリス海峡
オランダの詩人,小説家。文芸誌『自由』の編集者として若い作家たちの指導にあたり,文芸誌『フォールム』の同人として活躍。生気論についての理論家でもあったが,1933年自分の理論の敗北を宣言。初期の詩は表現主義的であるが,次第にロマン主義的な傾向を帯びていった。第2次世界大戦中イギリスに逃れる際,船が撃沈されて溺死。主著は,詩集『復楽園』 Paradise Regained (1927) ,『寺院と十字架』 Tempel en Kruis (40) ,小説『アンジェル・デグルーの死』 De dood van Angèle Degroux (33) 。
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