1997年に登録されたポーランドの世界遺産(文化遺産)で、同国北部のグダニスク南東、ノガト川下流のほとりに位置する。13世紀にチュートン(ドイツ)騎士団がマルボルクに移った際に建設され、中世ヨーロッパを代表する赤色のレンガ造りの巨大な城塞となった。荒廃した時期もあったが、19~20世紀初頭に再建された。第二次世界大戦時にドイツ軍の爆撃でほとんど破壊されたが、再建され、現在は博物館として公開されている。ドイツ騎士団はカトリック騎士修道会として現在も存続し、約1000人の会員がいる。◇英名はCastle of the Teutonic Order in Malbork