最新 地学事典 の解説
マントルポテンシャルおんど
マントルポテンシャル温度
mantle potential temperature
マントルの温度を断熱温度勾配に沿って地表まで外挿した温度。海嶺やホットスポットでは,マントル上昇流中でマグマが発生・分離・上昇して海洋地殻が形成されるが,その際の部分溶融の程度・マグマの主成分組成は,ほぼマントルポテンシャル温度によって決まる。海嶺地域でのマントルポテンシャル温度は約1,280℃で,初生マグマはMgO量が11wt%程度で,約7kmの厚さの液が発生する。一方,ホットスポット地域では,マントルポテンシャル温度は約1,480℃で初生マグマはMgO量が17wt%で,厚さ約27kmの液が発生する。参考文献:D.McKenzie et al.(1988) J.Petr.,Vol.29
執筆者:佐藤 博明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

