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誘発電位 ゆうはつでんいevoked potential

世界大百科事典 第2版の解説

ゆうはつでんい【誘発電位 evoked potential】

感覚刺激に応じて大脳皮質の感覚領域に現れる一過性の電位変動をいう。動物では光や音の刺激あるいは末梢神経を刺激して,大脳皮質の表面から記録することができるため,十分大きな誘発電位が得られる。しかしヒトの場合は記録電極を頭皮上に置いて記録するため,得られる誘発電位は振幅が非常に小さく(通常0.3~20μV),それより大きな振幅をもつ自発性の脳波と重なって検出しにくい。そこで,コンピューターを用いて数十回からそれ以上の同じ刺激を加えて加算平均をすると,刺激と無関係に現れる脳波は雑音として消すことができるとともに,誘発電位の振幅は加算回数に比例して増大する。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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