マーコン市(読み)マーコン(その他表記)Magong

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マーコン市」の意味・わかりやすい解説

マーコン(馬公)〔市〕
マーコン
Magong

タイワン(台湾)本島の西方に浮かぶポンフー(澎湖)島の西岸にある市。ポンフー県の県庁所在地。タイワン(台湾)海峡横断の中継地であるポンフー(澎湖)群島の中央にあり,天然の良港を擁するため,明の万暦年間以後,漢民族のタイワン移住が盛んになるにつれて,港町として発達した。日本領時代には海軍の要港ともなった。カオシュン(高雄)市タイナン(台南)市タイペイ(台北)市などとの間に航路が開かれ,島の南部に飛行場がある。万暦20(1592)年建立のタイワン最古の廟である天后宮(媽祖廟)のほか観音亭など歴史的建造物が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む