みそっ歯(読み)みそっぱ

世界大百科事典 第2版の解説

みそっぱ【みそっ歯】

乳歯の前歯にみられる環状齲食(うしよく)circular caries(輪状齲食ともいう)のこと。生え出てまもない乳歯に発生し,歯冠部をとりまくように輪状に虫歯となる。原因は,妊娠や出産時の障害などによるエナメル質の形成不全などによると考えられている。しかし,初発部位は食物のかすがたまりやすいところなので,予防には食後の口腔内清掃や偏食の防止などがたいせつである。【小口 高志

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世界大百科事典内のみそっ歯の言及

【歯】より

…古くは忍歯(押歯)(おしは)と称し,《古事記》に履中天皇の皇子の市辺忍歯王(いちのべのおしはのみこ)(市辺押羽皇子)は,〈三枝の如き押歯〉のもち主であったので,歯の形から遺骸を同定できたとある。八重歯は欧米の審美観に合わないが,谷崎潤一郎は八重歯やみそっ歯のふぞろいなところに日本人は自然の愛きょうを認めたと弁護し,大都会の美人はだいたいにおいて歯の性が悪くてふぞろいだという(《懶惰の説》)。 仏陀三十二相の一つに,紅白の光を放つ40本の歯があったとある。…

※「みそっ歯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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