ミニアチュア管(読み)ミニアチュアかん

精選版 日本国語大辞典 「ミニアチュア管」の意味・読み・例文・類語

ミニアチュア‐かん‥クヮン【ミニアチュア管】

  1. 〘 名詞 〙 小型真空管の一つ。真空管式テレビ受像機などに用いられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ミニアチュア管」の意味・わかりやすい解説

ミニアチュア管【ミニアチュアかん】

mT管とも。ガラス容器の小型真空管直径19.0mm,22.2mm。管長44.5〜78.0mm。電極引出線が短く,そのままピンとなっている。さらに小型のものをサブミニアチュア管(SmT管)といい,直径10.2mm,13.0mm,管長50.0〜73.0mm。ICトランジスター出現により,mT管は姿を消した。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミニアチュア管」の意味・わかりやすい解説

ミニアチュア管
ミニアチュアかん
miniature tube

MT管略称。直径 15~20mm,長さ 4cm前後のガラス管に電極を封入し,その接続ピンが管の端面から直接出ている構造の小型の電子管。主として小さな電力を扱う一般の受信管などに用いられる。小型でじょうぶであり,リード線が短いので高周波での特性がよいなどの利点がある。これをさらに小さくした超小型電子管をサブミニアチュア管といい,トランジスタ出現以前の計器の小型化に利用された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android