むべ山(読み)むべやま

精選版 日本国語大辞典 「むべ山」の意味・読み・例文・類語

むべ‐やま【むべ山】

  1. 〘 名詞 〙 歌ガルタを用いてする賭博一つ百人一首下の句をしるした札を各人に配り、上の句を読んで、その札の下の句に当たる札を伏せる。手持の札を伏せ終わったものを勝ちとする。文屋康秀の「むべ山風を嵐といふらん」を最高に、種々役札をもうけ、これらの出た時、札を伏せたもの銭幾文というようにして取る。
    1. [初出の実例]「ついまつむべ山の遊び、寺子げのぬけぬ声に上の句のそら覚へも」(出典:浮世草子・世間妾形気(1767)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む