ムルシリシュ2世(読み)ムルシリシュにせい(その他表記)Murshilish II; Mursilis II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムルシリシュ2世」の意味・わかりやすい解説

ムルシリシュ2世
ムルシリシュにせい
Murshilish II; Mursilis II

ヒッタイト新王国時代の王 (在位前 1334頃~06頃) 。シュッピルリウマシュ1世の子。兄アルヌワンダシュ3世が疫病で没した跡を継いで即位。好戦的で,特に小アジア西部に進軍してギリシア人と接触したといわれる。また西方のアルザワ,北東部山地のガシュガシュなどの諸部族の反乱を平定し,父王の築いた大国を保持した。父と自分の事績の年代記を記し,ヒッタイトの戦法に関する貴重な資料を残した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む