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 びょう second

翻訳|second

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


びょう
second

(1) 角度の単位 記号は″。1分の 1/60 ,1度の 1/3600 。 (2) 時間のSI基本単位 記号はs。 1sはセシウム 133 原子の基底状態の2つの超微細準位 ( F=4,M=0およびF=3,M=0 ) 間の遷移に対応する放射の 91億 9263万 1770 周期の継続時間である (1967年国際度量衡総会) 。

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知恵蔵2015の解説

SIの基本単位の1つで、1967年の国際度量衡総会の決議による定義では「秒は、セシウム133の原子の基底状態の2つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の91億9263万1770周期の継続時間である」。時間の単位である秒は、もとは平均太陽日の8万6400分の1として定義されていたが、地球の自転の不整のために正確さに難があり、60年に太陽年に基づく定義に改められた。一方、同じ頃に原子時計の研究が進み、原子標準器の方が天体運動の周期よりも精度が高いことが明らかになって、67年に現在の定義に代えられた。定義の実現は10兆分の1の精度で行われ、標準電波によって広く伝達されている。時刻の標準もこれに基づいており、原点を1958年1月1日0時0分0秒の平均太陽時と定めた。実際には、原子時(TAI)と協定世界時(UTC)とにずれが生ずるため、両者を0.9秒以内に一致させるように、地球自転の不整はうるう秒によって必要に応じて調整される。

(今井秀孝 独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

びょう〔ベウ〕【秒】

国際単位系(SI)の基本単位の一。
時間の単位。1秒は1時間の3600分の1、1分の60分の1。1967年の国際度量衡総会で、セシウム原子133の固有振動数が91億9263万1770ヘルツの時間間隔を1秒と定義し、それ以前に採用されていた暦表時と量的に等しくなるように決められた。記号sセコンド
角度・緯度・経度の単位。1秒は1度の3600分の1、1分の60分の1。秒角。記号″

びょう【秒】[漢字項目]

[音]ビョウ(ベウ)(漢)
学習漢字]3年
時間・角度・経緯度の単位。「秒針秒速毎秒
わずかの時間。「寸秒分秒

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百科事典マイペディアの解説

秒【びょう】

(1)時間の単位。記号s。国際単位系(SI)では七つの基本単位のうちの一つ。現在のところ秒の定義は〈セシウム133の原子の基底状態の二つの超微細準位間の遷移に対応する放射の9,192,631,770周期の継続時間〉。
→関連項目原子時時間(物理)

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世界大百科事典 第2版の解説

びょう【秒 second】

(1)時間の単位で,記号はs。国際単位系(SI)において,七つの基本単位のうちの一つである。秒は,もとは平均太陽日の1/86400として定義がなされていた。しかし,地球の自転が速くなったり遅くなったりすることがわかってきて,時間の単位の定義をさらに明確にするために,1960年に国際天文学連合によって出された太陽年に基づく定義にした。同じころ,原子や分子の二つのエネルギー準位間の遷移を用いて定義するほうがはるかによい精度で時間が正確に示されることがわかり,67年からは次のような定義がなされている。

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大辞林 第三版の解説

びょう【秒】

時間の単位。1967年に、セシウム133原子の特定な放射の周期の91億9263万1770倍を1秒と定義。それ以前は1958年採用の、世界時1900年1月0日12時における一回帰年の3155万6925.9747分の1、さらに以前は、平均太陽日の8万6400分の1に従っていた。60秒を1分ぷん、3600秒を1時間とする。記号 s  
角度・経緯度の単位。1分ぷんの60分の1。記号は数字の右肩に「″」を付けて示す。

出典|三省堂
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単位名がわかる辞典の解説

びょう【秒】

➀時間の国際単位。記号は「s」。1分の60分の1。1sはセシウム133原子の放射の周期の91億9263万1770倍の継続時間である。1875年に平均太陽日を基準として定められたが、1967年から精度の高い原子時計が用いられることになった。
➁角度・経緯度の単位。記号は「″」。1″は1°の3600分の1。1分の60分の1。πラジアンの64万8000分の1。

出典|講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


びょう

角度および時の単位。1度また1時の360分の1を秒とする。元来は平均太陽日の8万6400分の1が1秒で、不変のものとして物理学の基本量の一つとしてCGS単位に採用されたが、地球自転に不整があることが判明し、地球の自転から定義した1秒は基本単位としての価値を失い、新しく地球の公転に基づく公転時によって定義されることになった。1950年天文基礎常数の会議がパリで開かれ、その席上、暦表時の概念が定義され、1952年国際天文学連合第8回総会で暦表時が採択されたが、時間の基本単位は恒星年によるとした。1955年第9回総会で太陽年を採用することになり、翌年パリで開催の国際度量衡委員会第10回総会でもこれを採用し、決議第5号で時間の基本単位秒を「秒は1900年1月0日正午に対応する太陽年の3155万6925.9747分の1とする」と定められた。日本においても1958年(昭和33)計量法を改正して、「秒は明治32年12月31日午後9時における地球の公転の平均速度に基づいて算定した1太陽年の3155万6925.9747分の1として東京天文台が現示する」と定めた。その後、原子時のセシウム原子133Csの固有振動数が暦表時との長期比較から決定され、固有振動数91億9263万1770ヘルツの時間間隔として1秒が定義されている。[渡辺敏夫]

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世界大百科事典内のの言及

【原子時】より

…セシウム原子がその二つのエネルギーレベル(3.0)と(4.0)の間を遷移するとき,そのレベル差に固有な周波数のエネルギーを放射または吸収する。現在の時間単位の〈秒〉はこの固有周波数で9 192 631 770回振動するのに要する時間として定義されている。セシウム原子時計はこの定義の〈秒〉を刻むように構成された時計である。…

【原子時計】より

…また,メーザー型は,スペクトル線を定める二つのエネルギー準位のうち上準位の原子や分子のみをマイクロ波空胴共振器中に集め,メーザー発振を生じさせることにより直接スペクトル線をとり出す方式で,アンモニアメーザー,水素メーザーなどによる例がある。
[原子時計の発達と秒の定義]
 世界最初の原子時計は,1949年にアメリカ国立標準局(NBS)で試作されたアンモニア分子の吸収線を利用したものであった。同じころ,同局においてはセシウム原子による実験に成功し,次いでイギリス国立物理学研究所(NPL)のエッセンL.Essenが同じ原理の原子時計を製作し,55年より約3年間,その当時,時間の標準に採択された暦表時との比較を行った。…

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