ムンタシル(その他表記)Muntaṣir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムンタシル」の意味・わかりやすい解説

ムンタシル
Muntaṣir

[生]837頃
[没]862. サーマッラー
アッバース朝第 11代のカリフ (在位 861~862) 。第 10代カリフ,ムタワッキルギリシア人の奴隷女との間に生れた。仲間とともに父を謀殺してカリフとなったが,実際はトルコ系軍人や宰相 (ワジール) アフマド・イブン・アルハスィーブの傀儡 (かいらい) で,以後カリフ権力は有名無実と化していった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android