ムンタシル(英語表記)Muntaṣir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムンタシル」の意味・わかりやすい解説

ムンタシル
Muntaṣir

[生]837頃
[没]862. サーマッラー
アッバース朝第 11代のカリフ (在位 861~862) 。第 10代カリフ,ムタワッキルギリシア人の奴隷女との間に生れた。仲間とともに父を謀殺してカリフとなったが,実際はトルコ系軍人や宰相 (ワジール) アフマド・イブン・アルハスィーブの傀儡 (かいらい) で,以後カリフ権力は有名無実と化していった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android