メデューズ号の筏(読み)メデューズゴウノイカダ

デジタル大辞泉 「メデューズ号の筏」の意味・読み・例文・類語

メデューズごうのいかだ〔‐ガウのいかだ〕【メデューズ号の筏】

原題、〈フランスLe radeau de la Méduseジェリコー絵画カンバス油彩。縦491センチ、横716センチ。1816年、アフリカ西海岸でフランス海軍のメデューズ号が難破した実在事件に基づく。パリルーブル美術館所蔵。

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デジタル大辞泉プラス 「メデューズ号の筏」の解説

メデューズ号の筏

フランスの画家テオドール・ジェリコーの絵画(1819)。原題《Le radeau de la Méduse》。1816年、アフリカ西海岸でフランス海軍のメデューズ号が難破した事件を題材にした作品ロマン主義の画家ジェリコーによる代表作一つ。パリ、ルーヴル美術館所蔵。

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世界大百科事典(旧版)内のメデューズ号の筏の言及

【ジェリコー】より

…16年から17年の秋にかけてイタリアに旅行し,ミケランジェロから深い感銘を受ける。パリに戻ってからは,文学的ロマン主義にあきたらず,同時代の事件を主題にとった《メデューズ号の筏》(1817)で,当時世間を騒がせた難破船の悲劇を描き,ドラマティックな構成と死体の写実的表現力で一躍有名になった。20年から21年にかけて2年近くイギリスで過ごし,コンスタブルやボニントンの作品の,直接的な自然表現の影響を受ける。…

※「メデューズ号の筏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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