モミジカラスウリ(読み)もみじからすうり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「モミジカラスウリ」の意味・わかりやすい解説

モミジカラスウリ
もみじからすうり / 紅葉烏瓜
[学] Trichosanthes multiloba Miq.

ウリ科(APG分類:ウリ科)の多年生藤本(とうほん)(つる植物)。茎は幼時のみ、葉とともに褐色の軟毛がある。葉は円心形で掌状に5~9中裂または深裂し、両面に短毛があり、平滑またはややざらつく。雌雄異株。8月ころ、白色花を開く。雄花序は長さ10~25センチメートル。果実は卵球形で長さ10センチメートル、鮮赤色で橙(だいだい)色の縦条がある。近畿地方以西の本州から九州に分布する。

[小林純子 2020年2月17日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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