20世紀西洋人名事典 「モーリスジャンドロン」の解説
モーリス ジャンドロン
Maurice Gendron
1920.12.26 - 1990.8.20
フランスのチェロ奏者。
パリ音楽院教授。
ニース生まれ。
ソロ奏者と室内楽で活躍する。1945年ロンドンフィルハーモニーの演奏会に招待され、プロクフィエフのチェロ協奏曲Op.58を演奏する。その後ブリテンと2回リサイタルを開き、好評を博す。ピアニストで作曲家でもあるフランスのジャン・フランセとも数多くの演奏会を開く。メニューイン兄妹とのトリオでの演奏も有名。ロンドンフィルやラムルー管弦楽団、ボーンマン交響楽団などの指揮者としても活躍。’54年より西ドイツのザールブリュッケン音楽大学で後進の指導にあたったり、’70年トルトゥリエの後任でパリ音楽院の教授となる。50歳代からは指揮者としても活動した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報