モーリストレーズ(その他表記)Maurice Thorez

20世紀西洋人名事典 「モーリストレーズ」の解説

モーリス トレーズ
Maurice Thorez


1900.4.28 - 1964.7.11
フランスの党指導者,政治家。
パ・ド・カレー県生まれ。
炭坑夫出身で1919年フランス社会党に入党、翌年党分裂に伴い共産党に参加、次第に力を持つようになり’30年党書記長。人民戦線における共産党指導者として国際的にも名を上げる。’43年共産党弾圧によりモスクワに亡命し’44年帰国後下院議員となりドゴール内閣に副首相兼国務相として入閣、’47年下野。’64年党委員長の地位を退き病気療養のためヤルタに向かう船上急死著書に「人民の子」(’37年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android