日本大百科全書(ニッポニカ) 「モールトン」の意味・わかりやすい解説 モールトンもーるとんRichard Green Moulton(1849―1924) イギリスの文芸批評家。母校ケンブリッジ大学講師を務め、のち渡米してシカゴ大学で文学理論を講じた。論集『世界文学』(1911)、『文学の近代的研究』(1915)はともに広い視野から文学研究の方法論を説く名著。ほかにシェークスピア論を含む著書など。また聖書を文学作品とみなす立場から編集した『近代読者のための聖書』25巻(1895~1923)がある。[笹山 隆] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例