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 あお

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色名がわかる辞典の解説

あお【青】

色名の一つ。JISの色彩規格では「あざやかな青」としている。一般に、よく晴れた日中の青空や海の色をさす。概念としては幅広い色を含み、あい浅葱あさぎ群青ぐんじょう紺色はなだなど青系統の色の総称でもある。中国から伝えられた五行説では「木火土金水」の「木」に相当し、季節では春を表す。これが「青春」という言葉となった。この五行説の青は木の葉の色である色をも含んでおり、それを青葉というなど現代に引き継がれている。また、、緑とともに光の三原色の一つ。印刷で用いる色の三原色マゼンタイエローシアンだが、シアンは「青」と訳される。

出典|講談社
(C)Kodansha 2011.
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デジタル大辞泉の解説

あお〔あを〕【青】

[名]
色の名。三原色の一つで、晴れた空のような色。藍(あい)系統の色から、黄みを加えた系統の色までを総称する。また、公家の染織衣服や襲(かさね)の色目では、緑色を意味する。
馬の毛色で、青みがかったつやのある黒。また、その馬。
「―に乗って、峠を越すと」〈漱石草枕
青信号」の略。
青短(あおたん)」の略。
[接頭]名詞や形容詞に付いて、未熟な、若い、などの意を表す。「二才」「くさい」「侍」

せい【青】

あお。あおいろ。
「顔色―を含み眼辺に紅を帯ぶ」〈織田訳・花柳春話

せい【青】[漢字項目]

[音]セイ(漢) ショウ(シャウ)(呉) [訓]あお あおい
学習漢字]1年
〈セイ〉
あお。あおい。「青雲青山青松青天青銅丹青
若い年ごろ。「青春青年
東。「青竜
記録。書籍。「青史汗青・殺青」
[補説]23は、五行説で木に当て、青・春・東と結びつくところから出た字義。
〈ショウ〉あお。「群青紺青緑青(ろくしょう)
〈あお〉「青青青田青竹
[名のり]きよ・はる
[難読]青柳(あおやぎ)刺青(いれずみ)万年青(おもと)真っ青(さお)瀝青(れきせい・チャン)

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世界大百科事典 第2版の解説

あお【青】

色名の一つ。日本工業規格(JIS)では10種の有彩色,5種の無彩色,計15色名を基本色名に定めているが,青は有彩色の基本色名の一つである。スペクトル色(可視光線の単色光の示す色刺激)は,人によって色感覚も異なり,その波長も一定でないが,青は波長ほぼ450~455mmの範囲にある。
[象徴としての青]
 靑(青の正字)という漢字は生と丹の合成字であり,生は草木の茂る形,丹は顔料をとる石,ひいては色の意,すなわち青は生い茂る草木の色である。

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大辞林 第三版の解説

あお【青】

( 名 )
色の名。
三原色の一。よく晴れた日の空の色。
あい・緑・水色など、青系統の色の総称。 「 -田」 「 -葉」 「 -海原」
青信号。 ↔ 「 -で進め」
馬の、青みがかった黒い毛色。また、その毛色の馬。馬一般についてもいう。あおげ。
カルタ用語。
「青短あおたん」の略。
天正カルタの青札。
「青本あおほん」の略。
「青銭あおせん」の略。 〔古くは、青・緑のほか、蒼白や灰色をも含めていった〕
( 接頭 )
名詞や形容詞に付いて、未熟な、若い、などの意を表す。 「 -二才」 「 -くさい」 「 -女房」 「 -侍」

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


あお

「あお」ということばは古くから使われていたが、色名として用いられた場合に日常生活では、かならずしも「みどり」と厳格に区別して使用されているとはいえない。これは現在の日常生活でもそうであって、たとえば、交通信号のあおが、みどり色であっても、あおとよんであまり抵抗を感じない場合があるのは、それであろう。また、あおは、形容することばとしても使われる。あおあおした芝生という表現など、いくつもある。
 ところで、色は、光刺激が目に入ってきたときに感じることは周知のとおりである。青にほぼ対応する光の波長は467~483ナノメートルの部分である。また表面色の色表示体系上において、日本工業規格(JIS(ジス))での一般色名の青は、次のような範囲の色につけられている。すなわち、色相が10.0PBにおいて、明度3.5~6.5、彩度7~9および明度3.5~5.5、彩度9~13の範囲である。
 青から連想されるものは、空、水が代表的なものであり、青が象徴しているものとしては、静寂、涼しさ、深さ、さみしさなどがあげられる。青色を見たときの感じも連想、象徴とは無関係でなく、澄んだ、冷たい、強い、やや男性的などといったものであり、この感じは角形の図形の感じと類似している。このようなことから青は、寒色系の色に入り、ある意味では寒色系を代表する色といえよう。青系統の色彩は一般的に人々に受容されやすい。色彩の好みの調査でも、青系統の色が上位を占める。したがって、青も人々にあまり嫌われない色といえよう。また青は赤などに比べ、同じ位置に置かれても、やや後ろにあるように見えるところから、後退色ともいわれている。[相馬一郎]

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世界大百科事典内のの言及

【色】より

…私たちは物を見るときその形を知覚するが,黄だとか青だとか,あるいは赤だとかの色も同時に知覚する。このように色とは私たちの目が光に対して感ずる知覚の一つであると表現することができよう。…

【緑】より

…スペクトル色(可視光線の単色光の示す色刺激)は,人によって色感覚も異なり,その波長も一定でないが,緑は波長ほぼ480~510nmの範囲にある。
[象徴としての緑]
 緑はとを重ねた色であるが,その概念は古今東西はなはだあいまいで,青から黄にいたるさまざまの色を含み,しばしば青および黄とも混同される。それは,自然界において緑色を呈するものが主として草木の葉であり,それが青から黄にいたるさまざまの色を示すからであろう。…

【青海[省]】より

…中華人民共和国西北部にある省。略称は青。北東は甘粛省,北西は新疆ウイグル自治区,南西はチベット自治区,南東は四川省と接する。…

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