やあやあ(読み)ヤアヤア

デジタル大辞泉 「やあやあ」の意味・読み・例文・類語

やあ‐やあ

[感]《「やあ」を重ねた語》
男性が軽いあいさつに用いる語。「やあやあ、おめずらしい」
相手に念を押したり、注意をひいたりするために発する語。
「―、それはまことか」〈謡・烏帽子折
応答するときに発する語。
「―、こちのことでござるか」〈虎寛狂・今参
気合いを入れるときなどに発する語。
「もはや堪忍ならぬ。―」〈虎寛狂・水掛聟

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精選版 日本国語大辞典 「やあやあ」の意味・読み・例文・類語

やあ‐やあ

  1. 〘 感動詞 〙
  2. 相手に念を押すために、また、相手の注意をひくために発する声。
    1. [初出の実例]「やあやあそなたはらうぜきな事をめさるる」(出典:虎明本狂言・禰宜山伏(室町末‐近世初))
  3. 応答する時にいうことば。
    1. [初出の実例]「『何ぞおませ度い物じゃが。イヤなうなう』『ヤアヤア』」(出典:虎寛本狂言・入間川(室町末‐近世初))
  4. 喧嘩相撲などで気合を入れる時に発する声。
    1. [初出の実例]「『もはや堪忍成らぬ。ヤアヤアヤア』と云て組合ひて居る」(出典:虎寛本狂言・水掛聟(室町末‐近世初))
  5. 男子が用いる軽い挨拶のことば。

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