知恵蔵mini 「ヤクシマソウ」の解説 ヤクシマソウ 光合成をせず、菌類に寄生して根から養分を取り込む「菌従属栄養植物」の一種。秋にのみ3〜5センチメートルの花茎を地上に現し、先端に濃い紫色の花を付ける。2015年10月、鹿児島県の屋久島で神戸大学の研究者らに発見され、「ヤクシマソウ」と命名された。当初は同じ菌従属栄養植物のホンゴウソウに近い仲間だと推測されたが、色や雄花と雌花の構造が違うことなどから新種と確認された。 (2016-2-23) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報