日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤシュパール」の意味・わかりやすい解説 ヤシュパールやしゅぱーるYashpāl(1903―1976) インドのヒンディー語の小説家、編集者。パンジャーブ州に生まれる。パンジャーブ大学中退。第一次非暴力不服従運動(1919~22)停止後、テロ活動に参加。逮捕されて14年の刑を受ける。釈放後、雑誌『反乱』を刊行、マルキシズムの紹介・解説に努め、小説三部作『同志』(1941)、『売国奴』(1943)、『党生活者』(1947)でインド共産党の路線を正当化した。代表作に『回顧録』三巻(1951~55)、小説『偽りの真実』二巻(1956~60)がある。[田中敏雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例