ヤブハギ(読み)やぶはぎ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤブハギ」の意味・わかりやすい解説

ヤブハギ
やぶはぎ / 藪萩
[学] Hylodesmum podocarpum (DC.) H.Ohashi et R.R.Mill subsp. oxyphyllum (DC.) H.Ohashi et R.R.Mill var. mandshuricum (Maxim.) H.Ohashi et R.R.Mill
Desmodium podocarpum DC. subsp. oxyphyllum (DC.) H.Ohashi var. mandshuricum Maxim.

マメ科(APG分類:マメ科)の多年草ヌスビトハギの一形で、より日陰の地を好む。葉は茎の中ほどに集まってつき、小葉がほとんど無毛で質薄く、裏面白色を帯びることなどがヌスビトハギとは異なる。北海道から九州山地の林内に生え、朝鮮半島中国、ウスリー地方に分布する。

[立石庸一 2019年11月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のヤブハギの言及

【ヌスビトハギ】より

…日本全土,東アジア,中国,インド,ヒマラヤに分布する。 ヤブハギvar.mandshuricum Maxim.は陰地を好む変種で,花が白色で,先端だけ紅紫色を帯びる。日本と東アジア北部に分布する。…

※「ヤブハギ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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