デジタル大辞泉
「ヤルート島」の意味・読み・例文・類語
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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ヤルート[島]
Jaluit Island
中部太平洋,ミクロネシアのマーシャル諸島共和国のラリク列島の南端に位置する環礁島。面積はわずか8km2であるが50余の小礁から成り,内部に広いラグーンを有する。人口約900。土地は平坦で低く,標高2mをこえない。降水量は他のミクロネシアの島よりも少ない。マーシャル諸島はヤシの成育に適しているため,ドイツ政府は1887年この島にヤルート会社を設立し,コプラ産業の開発につとめた。現在もコプラが輸出される。
執筆者:青柳 真智子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ヤルート島
やるーととう
Jaluit
太平洋北西部、ミクロネシアのマーシャル諸島を構成する2列の列島のうち、西側のラリック諸島南部にある環礁。マーシャル共和国(1979自治政府発足)領。南北48キロメートル、東西19キロメートルの細長い菱形(ひしがた)をなして80以上の小島が連なる。陸地面積10平方キロメートル、人口1669(1999)。礁湖の中は45~55メートルの深度を有し、数か所の水道から通過が可能なので最適の泊地をなす。通常、ヤルート島というのはこの環礁全体をさすが、環礁の南東端に位置する主島が本来のヤルート島で、同島のジャボールJaborには日本の委任統治時代(1919~45)ヤルート支庁が置かれ、行政中心地でかつ海軍の根拠地であった。
[大島襄二]
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