20世紀西洋人名事典 「ヤロスラフハシェク」の解説
ヤロスラフ ハシェク
Jaroslav Hašek
1883 - 1923
チェコスロバキアの作家。
プラハ生まれ。
当初銀行に勤務するが、放浪癖があるために辞職。その後雑文記者となり、国家機構などを風刺するユーモア小説を書く。アナキスト的政治運動に参加したり、酒場政党を結成。第一次大戦中、オーストラリア兵士でありながら、チェコ軍団に加入。十月革命後、ロシア共産党員となり、赤軍の政治局員として活躍。その後代表作である「兵士シュベイクの冒険」(1921〜23年)を製作するが、未完成のまま心臓発作のため死去する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報