ヤング・ジャパン(その他表記)Young Japan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤング・ジャパン」の意味・わかりやすい解説

ヤング・ジャパン
Young Japan

横浜来住イギリス商人 J.R.ブラック著。開港 (→開国 ) 以後江戸と横浜の発展を,その新聞記者生活の経験もとに死の直前 (1880) まで書き続けた回想記。全2巻。上巻は 1858~66年,下巻は 74年までで,表題紙にみえる 79年までは及ばない。ねずまさし,小池晴子の邦訳がある。『東洋文庫所収

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のヤング・ジャパンの言及

【ブラック】より

…72年創刊の同紙は忌憚(きたん)のない論調と整った紙面構成とによって当時の大新聞(おおしんぶん)の模範とされた。なお,遺著《ヤング・ジャパン》も幕末・明治初期の日本の政治社会状況を伝える貴重な記録として高く評価されている。【平井 隆太郎】。…

※「ヤング・ジャパン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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