ユニムイ(読み)ゆにむい

日本歴史地名大系 「ユニムイ」の解説

ユニムイ
ゆにむい

[現在地名]平良市池間

池間小中学校と池の間にある湿地帯。かつて島の北側奥深く入り込んでいた入江の東側にあたり、入江中央部東岸の小さな岬以南には樹木や草などが繁茂し、畑地や学校の運動場としても利用された。一九六〇年代に池間いけま漁港が整備された際、漁港内の浚渫による土砂で入江をふさぐように埋立てられた結果、入江が淡水化し、ユニムイを含む入江の周囲の湿地化が急速に進んだ。ユニムイを除く入江部分はイーヌブーという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android