日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヨウシュコバンノキ」の意味・わかりやすい解説
ヨウシュコバンノキ
ようしゅこばんのき
[学] Breynia disticha Forst. et Forst. cv. Roseo-picta Small
トウダイグサ科(APG分類:コミカンソウ科)の常緑低木。南洋諸島原産。雌雄同株。花は小さく、花弁を欠く。枝は赤褐色で細く、すこしジグザグ状に伸びる。葉は互生し、緑色、広卵形で、暗赤、桃、白色の斑(ふ)が入り、美しい。ときどき剪定(せんてい)して新芽を伸ばすと、美しさが保てる。繁殖は挿木または根挿しによる。全体が日本産のコバンノキに似ているので、この名がある。基本種は、葉に白斑(はくはん)だけが鮮明に入り、スノウブッシュsnow bushとよばれる。冬は10℃以上で育てる。
[高林成年 2020年6月23日]
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