日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヨウ化エチル」の意味・わかりやすい解説 ヨウ化エチルようかえちるethyl iodide 有機ハロゲン化物の一つ。化学式H3C-CH2-I、分子量155.97、融点零下111℃、沸点72.3℃、比重1.95。芳香をもつ無色の液体で有機溶媒に易溶、水100グラムに0.4グラム溶ける。エタノール(エチルアルコール)にヨウ素と赤リンを加えて加熱すれば得られる。エチル化剤として用いられるほか、吸入用の強心剤にも用いられる。[加治有恒] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例