20世紀西洋人名事典 「ヨセフシャハト」の解説
ヨセフ シャハト
Joseph Schacht
1902.3.15 - 1969.8.1
英国のイスラム法学者。
元・ライデン大学教授,元・コロンビア大学教授。
1929年フライブルグ大学教授となり、以後オックスフォード大学講師、助教授、ライデン大学教授、コロンビア大学教授などを歴任し、この間’47年にイギリスに帰化。イスラム法学の権威で、タバリーの「法学者の意見の違い」(’33年)のほか、イスラム法、法学諸派について多くの論文、著書を公刊。’50年の「イスラム法学の起源」では、ハディース偽作説を唱え、学界に強い衝撃を与えた。また、「イスラム百科辞典」の旧・新版の編集にも携わり、「イスラムの遺産」を監修中に死去。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報