20世紀西洋人名事典 の解説
ヨハネス・バプティスタ クラウス
Johannes Baptista Kraus
1892.5.21.(1890.説あり) - 1946.3.3
ドイツの司祭,社会学者。
元・上智大学教授。
ケーニヒスフェルト生まれ。
1912年イエズス会に入り、’23年司祭に叙階される。その後、ロンドン大学、ケルン大学で学位を取得した後、’29年来日し’30年上智大学教授となる。経済学者の中山伊知郎らと交流し、「カトリック大辞典」の編集、「モヌメンタ・ニッポニカ」を創刊するなどカトリック文化を日本に伝え、同時に日本文化を海外へ紹介し、普及に尽力した。’46年箱根路で急逝。主な著書に「スコラ学・ピューリタン主義・資本主義」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報