20世紀西洋人名事典 の解説
ヨハネス・フォン クリース
Johannes von Kries
1853 - 1929
ドイツの生理学者。
元・フライブルク大学教授。
ロッケンハウゼン生まれ。
心理学に多大の影響を及ぼした生理学者。有名なのは、網膜の桿体細胞が薄明視、錐体細胞が白昼視をつかさどるという網膜の機能に関する二重作用説である。色彩の弁別閾を測定したことも彼の業績の一つである。その他、筋の活動、循環系の研究を行った。著書に「Psychologie der Urteil」(1899)他。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報