20世紀西洋人名事典 の解説
ヨハン・アウグスト ストリンドベリ
Johan August Strindberg
1849.1.22 - 1912.5.14
スウェーデンの劇作家,画家。
ストックホルム生まれ。
ウプサラ大学で学び作家を志す。自然主義、表現主義の担い手で、スウェーデン文学の代表的存在でもある。彼の存在を世に広めたのは、戯曲「ローマにて」(1870年)や「ウーロフ師」(1872年)などで、その後ジャーナリストや王立図書館司書として活躍後、「赤い部屋」(1879年)を発表。二度の離婚後、精神面でも、金銭面でも困窮状態となり、その中で「地獄」(1897年)や「伝説」(1898年)を書く。その後も三度目の離婚を経験。絵画や写真にも熱中する。晩年は、「青い塔」と呼ばれる建物の一郭で、孤独な生涯を閉じる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報