よ‐や
※
歌謡・松の葉(1703)一・
浮世組「誰も浮世は仮の宿、さのみ
人目をつつむ
まじ、よや君しやらり」
※
長唄・
八重九重花姿絵(1841)
鳥羽絵「裸で道中がなるものか あれはさのサ、これはさのサ、よいよいよいよい、よやまかせ」
よ‐や
(
間投助詞「よ」と「や」との重なったもの)
文末にあって感動をこめて聞き手に働きかける語。
※
徒然草(1331頃)八九「肝心も失せて、ふせがんとするに力もなく、足も立たず、
小川へ転び入りて、助けよや」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「よや」の意味・読み・例文・類語
よ‐や[連語]
[連語]《間投助詞「よ」と「や」の重なったもの》感動・詠嘆の気持ちをこめて聞き手に働きかける語。
「阿弥陀仏―、おいおい」〈今昔・一九・一四〉
よ‐や[感]
[感]他人に強くよびかけることば。おおい。
「猫又、―、―と叫べば」〈徒然・八九〉
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