ライシャワーエドウィン(その他表記)Reischauer Edwin Oldfather

20世紀日本人名事典 「ライシャワーエドウィン」の解説

ライシャワー エドウィン
Reischauer Edwin Oldfather

07の東洋学者,日本研究家 日本交渉学会名誉会長;元・駐日米国大使;元・ハーバード大学教授。



国籍
アメリカ

生年
1910年10月15日

没年
1990年9月1日

出生地
日本・東京

学歴〔年〕
オベリン大学〔’31年〕卒,ハーバード大学大学院〔’32年〕修了

学位〔年〕
文学博士,哲学博士(ハーバード大学)〔’39年〕

経歴
日本で生まれ育ち、1927年19歳で帰国。ハーバード大学大学院に進み、’33〜38年パリ大学、北京の大学、東京大学、京都大学に留学。’39年慈覚大師円仁の研究でハーバード大学で博士号を取得し、同年より同大学講師。第二次大戦中、日本の専門家として国務省陸軍省に動員され、対日情報戦に従事した。’46年ハーバード大学助教授、’50年教授。’56〜61年同大学燕京研究所長、極東語学部副部長を歴任。’61年ケネディ政権下で駐日大使となり、以来5年間、安保闘争でささくれだった日米関係の緊密化につとめ、“ライシャワー時代”という新たな一ページをしるした。’66〜81年再びハーバード大学教授。’72年国際交流基金諮問委員。’89年6月日本交渉学会名誉会長。「世界史上の円仁―唐代中国への旅」「米国と日本」「ライシャワーの見た日本―日米関係の歴史展望」「ザ・ジャパニーズ」「日本への自叙伝」など日本関係の著書多数。米国の知日派の第一人者。ハル(春)夫人明治元勲松方正義の孫。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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